海底に眠るジーランディアの発見
オーストラリア大陸に寄り添う小さな島国であるニュージーランドは、実は沈んだ大陸のごく一部であり、オーストラリア大陸から分裂して存在した過去の大陸を語るうえでの重要な地であったのです。
当初はニュージーランドの調査チームにより、新しい調査結果が立て続けに報じられる可能性が高かったものの、水深1000メートルでの調査は難航を極め2年以上経過した2020年6月に再びジーランディアに関わる新たな調査結果が出てきました。
【ジーランディアの輪廓と面積】
ジーランディアは存在していたという研究結果から更に、その輪廓と面積がはっきりしたというのが発見から3年目となる今回新たに報告されました。
その全貌は
・約760万平方キロメートルであるオーストラリア大陸に対して65パーセントにもなる約500万平方キロメートルとなります。
現存する7つの大陸と比較すると最小となりますが、大陸と言える100万平方キロメートル以上の広大な地が太古に存在していたことになります。
・水没していないニュージーランドやニューカレドニアの複数の島を除くと実に94パーセントが沈んでしまった形となります。
・沈んだ時期は3000万年前から5000万年前。
少なくとも8500万年前には輪廓は違うものの、地上で陸地を形成していたと考えられます。
【なぜ水没しないとならなかったのか】
今後はその大陸にどのような文明が栄えていたのか続報に期待するところです。
人類が600万年から700万年前に現れたとされる遥か前に存在した大陸。其のジーランディアに本当に文明は無かったのか。
繰り返される文明
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